京都コンサートホール小ホール(ムラタホール)におきまして『能で愉しむ観月の会@京都』が開催されました。
まず始めに、梅若基徳さんによる能の愉しみ方解説を行っていただきました。
能のお話だけではなく、日本人の月に対する思いやそのいわれなどについてもお話しいただき、会場の皆様には能も観月も楽しんでいただけるようになりました。
少し暗くなった会場でお調の音が響き始め、いよいよ演目が始まります。
まずは、浦田保親さんによる舞囃子「猩々」
そして、大江信行さんによる舞囃子「船弁慶」
と演目が続いた後、お囃子方の皆さんによる囃子ワークショップを行っていただきました。
各楽器、どのような音が出て、どのような役割を果たしているのか。また、楽器の仕組みなどを詳しくお話いただき、能を彩るお囃子の見方も今後少し変わってくるのではないでしょうか?
そして最後の演目へと続きます。
舞囃子「井筒」
装束もしっかりつけていただき、華やな舞が行われます。
ステージ上にはお月見用の花も用意されていて、より一層、舞囃子が引き立ちます。
こうして約2時間の演目が終了し、お客様が会場を出られたころには月もだいぶ空高く上がってきていた頃かと思います。
少しずつ風が冷たくなり、空気も澄んできた季節にとても良い公演をしていただくことができました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
ご出演いただきました、シテ方の梅若基徳さん、浦田保親さん、大江信行さん、笛の齊藤敦さん、小鼓の上田敦史さん、大鼓の石井保彦さん、太鼓の井上敬介さん、本当にありがとうございました。
また、京都コンサートホールの皆様にも大変お世話になり、ありがとうございました。